とりあえず一安心
二学期の学部授業がすべて終わりました(大学院は2月一週目まであります)。すべてと言っても、オムニバスで2コマだけ担当している授業と、もう一つの2科目です。後者は、5年前からハイフレックス型として実施している大人数講義科目です。レポート採点はまだまだ時間が必要ですが、今年度も無事に終わって一安心です。
今年度の工夫
今年度はいろいろなところを変えました。①レジュメの構成を見直し、順序を入れ替えたり説明を修正したりした。②Moodleの構成を見直し、情報量を増やした。③CommentScreenの使用をやめ、Slido一つに絞った。④Notionを活用した。⑤受講生に生成AIの活用を促した。⑥期末試験は対面のみとした。ざっとこんなところです。これらの効果について、現時点での評価を考えました。
まず、①のレジュメの変更は良かったと思います。レポート採点を終えた後、軽微な修正作業をしたいと考えています。②も良かったと思いますが、それでもMoodleはあまり自由度が高くなく見やすくまとめるには限界を感じました。そこで、来年度からはNotionで授業ページを作成し、そちらを活用する予定です。③は良かったです。CommentScreenは画面にコメントが流れてくるため、即座に気がつく点は良いところです。しかし、コメントに気が取られ、講義が中断してしまうことがあるので、そこはマイナスでした。Slidoはコメントに気づくのは遅れますが、休憩中や授業の終わりに確認し、可能な限り授業中にフォローしました。④Notionは下で詳述するとおり、良かったです。⑤これも下で詳述します。⑥遠隔は不正防止策が大変なので、対面のみとしました。ただ、年末から新型コロナやインフルエンザによる欠席が増えていたので、無理して受験しに来ないかは心配でしたね。インフルエンザによる欠席で、数名を追試対象としました。
いくつかの点について、もう少し詳しく書きましょう。
Notionは授業でも大活躍
Notionの何を活用したかというと、主にフォームです。Notionフォームのよいところは、結果をすぐに共有できる点、後から私がコメントをつけられる点などです。同じ授業で学んでいる他者の意見を知ることは、とても勉強になります。私がコメントをつけられるのも便利ですね。 たとえば、Notionで学生アンケートを作ります。Notionはページ毎にウェブ公開できるので、学生にはウェブ上でアンケートに回答してもらいます。回答は全てNotionのページに入ってきますので、そのページをウェブ公開して受講生と共有すれば、手間はかかりません。
来年度は、MoodleベースからNotionベースに移行する予定です。情報を見やすく整理でき、受講生にとってわかりやすい授業サイトが簡単に作れます。課題の提出や小テストなど、受講生の特定とログが必要な場合はMoodleを使いますが、その他はNotion上に集約したいと思います。
生成AIの活用について
私が受講生に紹介したのは、Paper Interpreter、NotebookLMの二つです。授業で参考文献として紹介するのは英語論文が多く、学部一年生が読むにはハードルが高いです。生成AIは要約が得意なので、要約させてから中身を読むといいと勧めました。また、授業ではレジュメを配布しているので、NotebookLMにレジュメを資料として学習させることで、小テストを作らせたりチャットボットのように質問できたりと、自習用に活用できると勧めました。
最後の授業で行ったアンケートで、回答者の約半数は授業で何かしらの生成AIを活用していました。私は、今後は生成AIの活用が避けられないので、今のうちから使っておいた方がよいと授業で言っています。それでも、約半数は使っていません。以前から言われているように、生成AIを活用する人、しない人の二極化が起こっているのでしょうか。大学教員もそうなのではないかと思います。現時点では、使わずとも困ることはありません。しかし、たとえ積極的に使わないとしても、使えるようにはなっていた方がよいと思いますね。
来年度の予定
私は毎回、全受講生の受講形態を記録しています。採点と成績処理が終わってから、4つの受講形態に分け、それぞれの出席率や成績を調べます。そして、これまでのデータとあわせ、ハイフレックス型授業の教育効果について分析するつもりです。
2025年度、この授業はハイフレックス形態と対面のみ形態で開講します。これにより、ハイフレックス型授業の教育効果をより明らかにすることができると考えています。私の仮説は「講義型授業は、対面のみよりもハイレックス型の方が教育効果が高い」というものです。来年度の授業も楽しみですね。
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